
西沼田遺跡 現地見学会がおこなわれました。
投稿日時 2006-5-5 11:00:54 | トピック: 蔵増NEWS
| 4月15日現地見学会が開催されました 西沼田遺跡に主屋と倉が復元されたのを機に、整備が行われてからはじめての現地見学会が開催されました。 この日は雲ひとつない青空が広がり、遠くには月山や朝日連峰、葉山がきれいに見えていました。 見学会では、これまでに整備された川や植えられた木を見てまわり、復元されだぼかりの主屋や倉を見学しました。 たくさんの方が集まり、時おり笑い声が出るなど、楽しい雰囲気の見学会でした。 遺跡では、今年も引き続き、建物の復元を行っていきます。刻一刻と時代をさかのぽっていく西沼田遺跡。 楽しみにしていてくださいねー・
詳しくは、http://www.city.tendo.yamagata.jp/bunka/w-numata.html サンデータイムスにも載りました。
見えてきた古代農村の姿 天童市が、平成20年秋のオープンを目指して進めている、市内矢野目にある国指定史跡「西沼田遺跡」の復元整備事業の現地見学会が4月15日開かれ、市民ら約百人が参加した。17年度までに平地式建物の住居「主屋(おもや)」と高床式の倉などを復元、古代の農村の姿が見えてきた。
同遺跡は、東北中央自動車道天童インターの南約1キロに位置する。昭和30年、三郷堰ほ場整備事業に伴い、県教委が試掘調査を実施、約3.3ヘクタールが遺跡範囲であることを確認。同年、中央部を精査区として発掘調査が行われた。その結果、多量の土器、木製農具、たて掘立柱住居跡、植物の種子などが出土。遺跡は、6世紀から七世紀にかけての古墳時代後期の貴重な農村集落跡であることが判明した。昭和62年に国史跡に指定され、平成15年には、隣接する北側約1.2ヘクタールが追加指定を受けている。 市は、14年度から遺跡を中心とする文化ゾーンの整備に年次計画で取組み、遺跡保存のため史跡企面に盛り土を施し、その上に当時の集落の様子を再現する復元工事を進めてきた。事業費は約8億円。
これまでに、川跡などの復元、樹木の植栽などを進め、昨年度は、発掘調査に基づき、屋根や壁にカヤを使っていた当時の技法で、主屋と倉を復元した。主屋は高さ約6メートルで、中の床面積は約56平方メートル。カマド式土器や炉などが配置され、古墳時代の生活を浮き彫りにしている。主にモミを蓄えていた高床式の倉、高さ約5メ−トル、中は約13平方メートル、大切な保存食をネズミから守るために柱やはしごにはネズミ返しが付けられている。 18年度は、引き続き、副屋や水槽小屋、物置小屋などの建物と水路、水田などの復元工事に取り組む。 19年度にはガイダンス施設などを整備、20年度のオープン以降も、建物四棟を順次、復元していく予定。
(サンデータイムズ 5/14号より)
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