凡    例


1.この本の利用に関する解説

  この本は、蔵増地区の方言などをまとめたもので、蔵増地区でのコミュニケーションに必要な用語を収め、それらの意味・用法を解説したものである。

  蔵増地区固有の表現のほか、訛りにより本来の意味を瞬時に理解できないもの、日本語の本来の用法であるもの、古い表現や俗語で、現在ではあまり使われなくなってしまったものも含まれている。

  固有名詞及び専門家や特殊な業務に携わる方しか使わない用語は除いた。

  辞典にならい、単語を記してその意味・用法を説明している。ただし、「家」や「良い」を表わす方言のように書き言葉で表わしにくい発音もあり、この本では、「エ」と表わした。  

  基礎的な語と考えられるものには、特に詳しい説明を加え、 語にいくつかの意味がある場合には、できるだけ普通に使われている順に並べた。


2.見出し
     見出し語の示し方   
      ア) 見出し語には原則としてひらがなを用い、【 】の中にその語の書き方を現代仮名遣いで示した。ただし、見出し語と同じ         場合や、書き方が不明な場合は省略した。
      イ) 外来語はカタカナで示し、長音にはーを用いた。
      ウ) 活用語は、原則として終止形で表した。また、語幹と語尾の区別がつくものは、その間に「‐」を入れて、切った。

     見出しの並べ方は通常の国語辞典にならった。


3.記号の解説  
     意味の理解を助けるために、「( )」で補足したほか、「▽」を付けて、詳しい説明を加えた。
     用例や言い換え、別な言葉での使い方などは「 」でその言葉を示した。
     他の用語を参照すべきものは、「→」を付けて、その用語を示した。  
     必要に応じ、「=」を付けて現代語を示し、「⇔」を付けて対義語を示した。