5. 塚野目 ( つかのめ ) A 遺跡(弥生〜平安時代)

  塚野目集落の北側の畑地で、 弥生 ( やよい ) 時代後期の土器、 古墳 時代の土器、 奈良 ・ 平安 時代の 土師器 ( はじき ) ( 注 1) ・ 須恵器 ( すえき ) ( 注 2) などがあり、長い間連続して 営 まれた集落跡があったものと思われる。

昭和 47 年 3 月に小発掘が行われ、古墳時代前期の 土師器 ( はじき ) とともに 竪穴 ( たてあな ) 式住居跡の一部が見つかった。この辺りは地下水が高いので水を利用して 稲作 が行われていたと思われる。

( 注 1) 土師器 ( はじき ) :弥生土器の系統を引く、古墳時代から平安時代ころまでの 素焼 ( すや ) きの褐色の土器(赤褐色、黄褐色)。

( 注 2) 須恵器 ( すえき ) : 陶質の土器。